

例によって、例のごとく。――“ヴァンプ”の文字に目を引かれ、手にとってみた一冊、ながら。
こちら、私がこれまで読んできた作品とひとつ、大きな違いが。
あざの耕平氏の「BBB」しかり、鈴木鈴氏の「吸血鬼のおしごと」しかり。
男のほうが吸血鬼、という作品ばかり読んできた私としては、吸血鬼が女の子、それも幼い少女(実年齢は千歳だけど!)であるというのは新鮮でした。
しかも男の方は学生、それも吸血鬼狩りの術を身につけるための学校に通うハンターの雛、という。
――吸血鬼が絶対の悪であるという世界が舞台のお話で。
普段、ハンターモノはペケ、という価値観の私がそれでもこの作品を手にした理由、それは吸血鬼の少女によって彼もまた吸血鬼になってしまう、というストーリー展開であるため。
吸血鬼ハンターを目指していた少年が、吸血鬼の少女に仕える従者になる。
そして、これまで所属していた学園の人間が敵に回る――と、思いきや。
あながち間違いではないが、正解でもない。
どうも、「吸血鬼が絶対の悪」と公言している連中の行動が怪しいぞ、という事で。
この先のストーリー展開が全く読めないのですが、もうちょっとこの主人公、追いかけてみたいなぁ、と。
――Amazonの“なか見”で序盤だけ読んで、そう思って買って、一冊読んだ結果の結論がそれでした。
ここまで、一巻のみ読んだだけではまだ、「吸血鬼のおしごと」の方が楽しかった……気がするけど、今後の展開でどうなっていくだろうなぁ? 、と。
吸血鬼のおしごとは、月島さんのキャラは楽しかったけど、ヒロイン二人のうち、お気に入りだった方の子が死んでしまって、月島さんは後を追うように消滅、残ったもうひとりのヒロイン主人公に続編が出ている……のですが。
そのもう一人のヒロインのキャラが個人的に受け付けなかったため、続編は読んでないんです……。
そう言う意味で納得いくラストではなかった分、話は嫌いじゃないのに個人的なランキングであんまり上位に来ないんだよなぁ……。
このシリーズがどこまで上がってくるか、楽しみではありますね。
――あ、ちなみに。やっぱり吸血鬼モノ、個人的ランキング不動の一位はやっぱり「BBB」ですね!
あれを超える作品に、いつか出会えるのか……。
東京レイヴンズも面白いけど、今のところレイヴンズとBBB、どっちが面白いか、って聞かれたらやっぱりBBB、て答えるだろうな……。
Dクラッカーズと東京レイヴンズだったら、東京レイヴンズのが面白いと思うけど。
――Dクラの景ちゃん、好きだったなぁ。特に最後なんか……たまんなかった……。
多分ライトノベル作家の個人的お気に入りランキング作るとしたら、やっぱりあざの耕平氏が一位に来るんだろうなぁ。
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