

――読む順番が前後してしまったけれど。東京レイヴンズの短編集、EX1。
短編自体は以前、本編と本編の間に挟まっていたアレ……。まさに今回表紙にいらっしゃる鈴鹿登場の回にあったアレが印象的ですが。
今回の短編はそれより時系列的に前のお話。
まずは、コンの暴走劇。……本編では彼女こそが飛車丸だったことが判明している今、飛車丸としておんなじ事したらどうなるのか……。
特に序盤の事件は確実に夏目のお仕置きが待ち受けているでしょう。
そして、京子と夏目のデート。まだ夏目が女の子だと知らない京子と、男のふりをしつつやっぱりなりきれていない夏目とのデート。この後、真実が京子にバレた後の展開を思うと……、ちょっとハラハラします。
さらに、冬児。他の話が大分ドタバタ系なのに対し、こちら、彼が生成りとなる事になった例の霊災に関するお話で、ちょぴっとシリアスモード入ってます。
こちら、三巻での彼と春虎とのやり取りを思わせるようなエピソードがいい感じ。
次の天馬の誕生日パーティーの話。私的にはこれが一番笑えました。
ドタバタの末に出来上がったアレの記述、爆笑なしに読めません。……ええ、そりゃあ一生忘れられない誕生日になったことでしょう。
最後に、春虎が陰陽塾に入る以前の、春虎と“北斗”の出会いの話。
――成程、バカ虎ってのは的確なニックネームだ、とう冬児の台詞を再現してしまいそうな。
――いやぁ、いつもあんな感じだったぜ、という、これまた冬児の台詞に頷いてしまいそうな。
北斗IN夏目と、春虎の天然ぶりが……。冬児というツッコミ役も居ない中での暴走劇が……。
笑えました。
けど、表紙にいる割に鈴鹿が出てこなかったのが……。アレ? と、ちょっと拍子抜け、かなぁ?
EX“1”とあるからには当然“2”もいずれ出るのでしょう。次はどの時間軸で出るんだろうなぁ?
やっぱり二部? それとも一部と二部の間……?
けど、やっぱりとりあえずはまず本編の続きが気になります!
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