

――ようやく、です。一年待ちました。ソードアートオンライン、アインクラッド詳細編こと、プログレッシブ。
前巻で一階、二階とクリアしたから、今回は四階まで進むのかな~? とか思ったら。
なんと、丸々一冊、三階の攻略――もといキャンペーン・クエに費やされています。
フロアボスとの対戦すらおまけのごとく。
表紙にて。物語の大半で活躍される、主人公であるキリト様のバックに居られる綺麗なお姉さま。
黒エルフのキズメル。
作中でキリトとアスナが自ら認めていたとおり、この巻は彼女の巻といっても過言ではないと思います。
――彼女、イベント用NPCであるはずなのに、何故か他のNPCとは何か違う。
単なるAIとは思えない、さりとてプレイヤーではないはずの……。
けれど、これが後々キリトがNPCに対して抱くようになる気持ちの原点なのかなぁ、とは思っちゃいますよね。
そして、どうもラフコフが暗躍し始めている兆しが、前回以上にくっきり。
今回、キズメルに美味しいところを色々持ってかれちゃって、ボス戦も端折られて、正直キリトの見せ場は、ラフコフ予備軍(?)の男相手のデュエルと、その後のリンドやキバオウとのやり取りのシーンかな。
いや、ちょこちょこかなりずるいカッコイイ台詞を吐いたりする天然ぶりはもう、ホントに凄まじいです。
まさかNPCまで引っ掛けるとは……。おそるべし、黒の剣士。
それにしても、茅場晶彦の「協奏曲」、というキーワード。
この先の展開を――キリトが二刀流ユニークスキルを獲得するとか、血盟騎士団団長もとい茅場晶彦が最後に語ったラスボス構想の話とか――知っている身としては、かなり意味深、です。
でも、次はまた一年後……、というのはかなり辛い!
いえ、本編だって、ユージオもアリスも、もちろん現実世界のアスナ達だって気になって仕方がないのですが。
あのラストまで持ってくのに、一年に一冊では一体何年かかるやら……。
もどかしくてしかたないというか!
それでもこの作者、周りを見回せばかなり刊行ペース早い方なので、これ以上刊行ペース上げろ! っていうのも……。
とにかく、次に出るのは多分ソードアートオンラインの、本編続きの模様なので。
まずは気持ちを、洗脳されちゃったっぽいユージオ君にキリトがどう立ち向かうのか、に集中するとして。
現実時間のあと一日で解決……するのかなぁ?
……あ。そう言えば。今現在の本編の状況を鑑みると、大変“あああ……”と言いたくなる台詞をアスナが口にするシーンがあったなぁ、プログレッシブ2……。
ついでに今年ラストのアニメも楽しみ(*゚▽゚*)♪
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