

「英国」、「紅茶」、「魔法」――。
好みのワードにつられて手にした一冊。舞台は明治時代(たぶん)の「帝都」。
英国からやって来た、英国と日本人のハーフの店主が営む、紫陽花茶房はレンガ造りの洋館。
しかもその店主というのが、英国の伯爵様の甥で、しかも由緒正しい英国魔女の末裔。
いわゆるモロファンタジー風な魔法は使えませんが、いわゆるウィッチクラフトと言われる術を使って、ワケありのお客様の抱えている事柄に手を差し伸べる――。
話自体は割と淡々としているけど、まあ、面白かったと思います。
比呂子さんと北斎の話はちょっと切ない分、個人的には美玲の話が一番良かったかなぁ。
――そして。北斎の正体は?
それにしても。こういう話を読んでいると、美味しい紅茶の飲めるお店に行ってみたくなります。
――家で飲むのはもっぱらペットボトル入りの紅茶ですからね……。
できればファミレスやチェーンのカフェで出てくる紅茶じゃなくて。
専門のお店の美味しい紅茶が飲んでみたいなぁ。……きっとお値段もそれなりになってしまうのだろうけど。
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