

結婚・婚約ばかり先にしてしまいながら、中々進展しなかった二人の仲ですが。
ようやく恋文を送り合い、お互い想いを告白し合って落ち着いて……、という状況での『献上品』です。
ヘタレ王子の旦那様が妻に贈る品は勿論……『アレ』。その仕様に悩む黎鳴の元へ届いた知らせは、彼の師匠から。
兄王子元陽の元の赴任先への帰還が決まった頃、呼び出されて出向いた先で出会ったのは、彼の弟王子。
ようやく多少改善した元陽と黎鳴の兄弟仲。けれどどうやら新登場の弟王子耀明は、黎鳴を「バケモノ」王子呼ばわり、元陽すらも敵視しているもよう。
……だったわけですが。
ううん、蒼王家の王子王女は本当に鈴花が好きですねぇ。――後ろ盾が無いとか言われてるけど。
正直、これだけ王子・王女に好かれてる人ってのもそうは居ないんではないでしょうかね?
ちょっとグレ気味だった耀明王子も持ち直したし。……現歳王陛下の王子様は皆様なかなかに将来有望そうだし、歳国の将来は安泰そう……、ながら。
やっぱり不安材料は彼、飛燕でしょうね。いったい何を企んでいるのやら。
虎光もまだ本当のところは掴みきれてない感じがするし。
今回は比較的大人しく(?)後方から手ぐすね引いていたらしい飛燕ですが。果たして次巻はどうなるのか。
やっぱり、あの謎な尊大俺様少女がかき回してくれるのか、それとも虎光がようやく何かそれらしい動きを見せるのか……?
ううん、やっぱりくりたかのこさんの作品は楽しくて好きです!
……っていっても、『東の剣士北の魔女』の最終巻のみ、中々見つけられずまだ読めていないのですが。フィンスタニスシリーズは本当に面白かったから!
次巻も期待しつつ発売を待とうと思います♪
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