

2ヶ月連続刊行となったこのシリーズ2作目。――前回のタイトルが吸血鬼から悪魔に差し替わったけれど、表紙イラストにいるのは間違いなく前回のあのお二人。
と、言うことで。多分吸血鬼モノで合っているだろう、と。もし違ってもまあ、吸血鬼ほどじゃないけど悪魔のキーワードも嫌いじゃない……というか結構好きだし!
と。購入、読破してみました。――前巻でちらほら名前の出てきていた彼が、登場。
こうなると……表題の悪魔は彼のこと?
いやぁ、あーれはちっとも優しくないでしょ?
やっぱり吸血鬼、というのを大括りに魔族→悪魔としてしまった、ってとこなのかなぁ。
取り敢えず。ヒロイン巫女姫ちゃんの血だけは絶対に吸わねぇ、と決めちゃってる吸血騎士様なんで、残念ながらそっち方面の進展は無し。
けれど、ブランシェとレイヴンの仲は――。
傍目には進行しているようにも見えなくもないけれど、ブランシェの性格と巫女姫という立場から、どうしても一歩越えられない壁があって、結局前に進みきれず。
それにしてもレイヴンは苦労人ですね……!
周りは困った人ばかり、信じた人に裏切られ、惹かれた相手は大嫌いだったはずの巫女姫で、手を出してはいけない人で――。
正直、彼の精神力の強さには拍手です。
そしてトーマくん。毎度毎度敵方に操られちゃうけど、彼も嫌いじゃない。
兄も弟もあんなで、尊敬する先輩方もこんなんで、と、面倒な状態で苦労していて……
ん。そういえば、一人ちらりと出てきて名前だけ名乗って結局今回何の活躍もしなかった意味深な人がいたけど……、
ってことはやっぱりこれ、3巻目もでるんでしょうかね?
サーナキア以外にも居るかもしれない神魔とか、気になりますね!
……まあ、吸血鬼モノとしては個人的に物足りない要素があるけど、キャラクター自体は好感持てるし、まあ楽しく読めるので。多分次巻も出たら買うんだろうなぁ。
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