

――前巻のノーザルツ公に続き、6人目の騎士が決まるか……、と思ったキルフ帝国編、ラストの一巻。
キルフ帝国の皇帝が誰になるか……、という件の決着はまあ、予想通り、ですが。……残念ながらワレリーもアルトールもレティの騎士にはなってくれませんでした。
けれど。クレイグも、シェンランもノーザルツ公も国を出て傍にいない上、レティまで敵に拘束されてしまい……、という境遇の中。
アストリッド&デュークのコンビが大活躍です。
ここ数回、なかなかメインで活躍する暇のなかったデュークと、その後輩アストリッドのコンビ……考えてみれば、ここまで2人だけのコンビで動くことって、あったようでなかった……。
第一巻、第二巻ではアストリッドはまだレティの騎士ではなかったし。
第三巻ではクレイグがメインで、アストリッドはお留守番だったし。
第四巻でようやくアストリッドがレティの騎士になるけど、今度はデュークがお留守番で。
第五巻はシェンランがメインで、デュークもアストリッドもクレイグも程々に出番はあるけれど、特にコンビ、って感じでもなかったし。
ましてや前巻の第六巻は、本当に皆様にほぼ同等に出番があった……けど、最後にノーザルツ公に全部持ってかれた感が……、ね……?
と。ありそうでなかった、先輩&後輩コンビが、今回頑張ります!
デュークはもう文句なしだけど。それを見ながら徐々に徐々に成長しているアストリッドもいい仕事してくれてます。
……けど。私個人としては、最後にちょろっとしか出てこないノーザルツ公とレティのやり取りがツボです。
個人的に、ノーザルツ公、大好きです。
隣国の主でありながら、三巻のクレイグの回で初登場を飾ってから、なんだかんだと毎回出張ってきます、この人。彼自身も好きだけれど、彼とクレイグやレティ、デュークとのやり取りが毎度楽しくて……。
レティじゃないけど、嫌いじゃないなぁ、とか思っちゃうんですよねぇ。
――が。とうとう、レティにバレちゃた、デュークのアレ。
次は……。今のところそれ以外の問題は見えてきてないし……、次回も新しい騎士は……お預けなのかな?
それとも新キャラ登場で、クレイグやシェンランの回のようにあっさり決まるのか。
……これまで登場したキャラの誰かが6人目に収まるのか……。
楽しみです!
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