

砂糖菓子が消える!?
全巻ラストでのこの言葉に、さては王国の中心でラファルが早速なにかしでかしたか……、と予想していたのですが。
まさかまさか、そんなところに原因があったとは。
人間と妖精。人間王と妖精王。人間王と宰相。そして3人の妖精王。
それぞれの思惑が絡まり合い、そしてそれが次巻でどう纏まっていくのか……早くも次巻が気になります。
今回、妖精王として特に重い決断と覚悟を迫られるシャルと、その隣で彼の決断に伴う覚悟を試されるアン。
妖精王の意思の統一を誓約として掲げたシャル。――当然次巻以降、再びラファルと対峙しなければならなくなるわけですが……。
その前に。
ダウニング伯爵に代わり、新しく銀砂糖子爵ヒューの後見に立つ宰相・コレット公爵は、ダウニング伯爵以上に面倒かつ厄介な腹黒系キャラのよう。
ラファルと対峙、というだけで大変なのに、後ろから迫ってくるような嫌な気配。
門前の龍、後門の虎とも言うべき状況? で。
果たしてどうなるやら。
――個人的にはルルが気にした、アンが母から受け継いだとある道具と、王国の中心でエリルたちが出会ったあの妖精の関係辺りが大変気になるところ。
王国の中心、最初の砂糖林檎の木に一体どんな秘密が隠されているのか……。
次巻で果たして核心まで行くかどうか……ううん、ものすっごく気になります!
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