

某ヴァンパイアCD繋がりでフォローした、イラストレーター鈴之助様のTwitterアカウントにて告知されて以来、気になりつつなかなか手が出なかった作品だったんですが、先日ついに手に入れまして、早速読んでみました!
私の大好物は吸血鬼。なのですが。その次か、更にその次くらいに好きなのが海賊もの。
……っても吸血鬼モノ同様あんまり血みどろドンパチが派手すぎるようなのは好きじゃないんですが。
例えばパイレーツ・オブ・カリビアンは面白かった! ……まあ、ベタすぎるかもだけど。
で。肝心のこの作品を読んでの感想。総評としては……まあ、そこそこ面白かったかなー?
少々特殊な国のお姫様、薔薇姫の役目は先代の王から次代の王へ薔薇の指輪を渡すこと。
けれど、当代薔薇姫は侵略してきた隣国の王に父王を殺され、失われた薔薇の指輪を見つけて侵略国の王を殺し、国を取り戻さなければならない。
――しかし、力ないお姫様の彼女は、望まない隣国の王との結婚式を挙げる――その最中、突如襲ってきた海賊に攫われてしまい、彼らとともに指輪を探し求める旅に出る――。
そして、薔薇姫の持つ特殊能力により薔薇の守護者とされた海賊の船長に少しずつ惹かれていき……。
という、けっこうありがち王道パターンなストーリーながら、まあそこそこ楽しく読めました。
欲を言えば、もう少しキャラクターに意外性があっても良かったかな? って気もしますが。
多分読み切りだと思われますので、さらっと読む分には楽しかった。
けれどその分、というのか奥行きはあんまりない感じなので、空気が合わないとちょっと物足りないどころかつまらなく感じるかもしれない……。
私はまあ楽しかったけど。クルサイドは魅力的なんだけど。ラスト、エイドゥとかあまりに報われなさすぎな気もするし。ラティアももう少しクルサイド以外の海賊たちと馴染ませても良かったんではないかと思ったり。
肝心の薔薇城ももう少し仕掛けがあっても良かったかなぁ、とか。
やっぱり少し物足りない感じがするかなぁ。
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