

正直もういろんな人から見放されてしまった哀れな王様に囚われた、アルベルト。
――クローヴィスを城から脱出させるためにうった芝居で捕らえられたアルベルトを牢から出したのは、舞い戻った国王様。アルベルトを薬石で無理やり従わせ、傍に侍らせる。
けれど、薬石を使った洗脳を長く続けると、人格が壊れ、最終的には死に至る――そう聞かされたシャーロットが取った行動は……。
追い詰められるだけ追い詰められたシャーロットがついにキレた!
彼女が国王様に告げる裁定のシーンは見ものです。
そしてレイフォードも……。
正直、彼の場合よくぞここまで我慢しました。
そして、捕らえられたリオンは……?
個人的に、リオン、気に入っているのに!
アルベルト・ホースマンでさえ、国王様によって牢から出された時には拷問の跡が痛々しい様子であったのに。
一応、殺されてはいないけれど……、捕らえられた時点で既に怪我を負っていたし。
巻数を重ねるごとに、どんどん危うい状況が明らかになっていくこの話。
今回もまた、新たな危機が告げられたところで、お話は次巻へ……、となっていて。
手負いの竜と、クローヴィスの運命は……?
そして。――とうとう互いに自分の感情を自覚したシャーロットとアルベルト・ホースマン。
けれど、まだ互いの思いには気づいておらず。
この2人の行方もどうなるのか……。どうも魔女様も人食い竜が気になって仕方ないようだし。
こうなると、貧乏くじばっかり引かされているリオン君にも何か美味しい思いをさせてあげて!
……って気になってきます。
彼に幸あれ!
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