

ここのところ、好きで読んでいたシリーズが相次いで完結してしまったので、新しいシリーズを開拓しよう! と思い、以前「
子守り魔王と姫騎士団長
」シリーズが面白かった夕鷺かのうさんの新作を手にとってみた次第。
少し前から気にはなっていたんですが。ブックオフにて最初の数ページを立ち読みした時点で、ヒロインのキャラが気に入って購入しちゃいました。
ど庶民、守銭奴な娘さんが、自国のお姫様の身代わりとして敵国である隣国の皇子に嫁ぐことに!
与えられた使命は旦那と無事離婚して自国へ帰還する事。
毒龍公として名を馳せる、恐ろしい皇子――。
嫁いだその日に、首に刃物を突きつけられ、3階の自室から吊るされそうになった上、自室にほぼ軟禁状態にされ、使用人たちの嫌がらせにより掃除も食事もおろそかに……。
普通の姫君、娘さんなら泣いて逃げ出しそうな状況下、彼女はめげずにメイドに成りすまし、自室を脱出! ……した先で、旦那様の意外な顔を見ることに……、
と、いうある意味この手の話としては王道な展開……ながら、キャラクターが楽しい。
以前の「子守り魔王」もトラロックやアルベルト、テスカトリポカのキャラに大いに好感を持っていましたが。
これもなかなか楽しいです。
そもそも、プロローグの書き出しがすでに笑える。そのプロローグと、最後の皇子の回想の繋がりも楽しい。
早速次巻に手が伸びつつあるので。
多分近いうちに2巻、3巻の感想をUPすることになる予感……。
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