

さて。前巻、前々巻に引き続いて登場、いい奴なのか悪い奴なのかイマイチ分からない、謎の男、虎光の、とりあえずの身分がとうとう判明しました。
けど、それでもまだめくってないカードがまだまだありそうな、やっぱりまだ謎な男、虎光。
影壁殿の結界も易々と突破し、夕紅の尾行も難なく看破し、黎鳴や夕紅に気配を気取られる事もない。
ある意味無敵、とも言えそうな彼の撃退に唯一成功した人物が約一名。
以前にはあの真英をも怯えさせた彼、黎鳴の伯父、景影の「オシドリぴよぴよ」攻撃によって、彼は泣いて逃げ出すハメに……。
これによって、景影様最強伝説が……、――ではなく。
今巻含め、これまでいろんな人にヘタレっぷりを指摘され、叱られてきた黎鳴殿下ですが。
今回は兄王子の元陽や、虎光にまでダメだしされて、黎鳴の「おトウフのような心」に大ダメージが。
けれど、ようやくまともに一歩前進してくれました、黎鳴と鈴花。
――でも、やっぱり気になるのは虎光ですね。
絶対何かある……、と思いきや。ラストのラストで、まーた意味深な発言が。やっぱり瑠璃龍と何かありそうな感じ……?
間違いなく次も大いに絡んでくるはずの虎光。
彼の本当の正体が何なのか、敵なのか、味方なのか、気になりますね。これまでの敵キャラは総じてみんなねちっこい嫌なタイプの人ばっかりだったから。
彼が本気で敵キャラに転身しちゃったらどうなるのか……。味方でいれば心強そうだけど、黎鳴は心の休まる間がなくなりそうな……。
果たして、どうなるのか……次巻が気になります!!
スポンサーサイト