

……楽しい。何が楽しいって、シャーロット姫とリオンのやりとりです。
――もちろん、シャーロットとアルベルト・ホースマンのやり取りも大変興味深いのですが。
私的には、リオン君がお気に入りなのです。初登場当初はこいつめ、と思ってしまったものですが。豊穣祭の一件で、一気に私の中で彼の株が急上昇いたしました。
タウンゼント領訪問の回など、彼の登場が少なくて物足りない気がしたほど……。
いえ、もちろんストーリー的には大変危うい事態になっていて、物足りないどころかヒヤヒヤものの状況だったわけですが。
それでも、王の目の話をするためだけに、ハーヴェイ小父さまからお茶の用意を指示され、部屋から追い出されてしまうくだりは……、やっぱり楽しい。
今回も。エルマー家がシャーロットにつけた新しい教育係が早々に匙を投げた際のリオンとシャーロットのやりとり……。
こんな状況にもかかわらず、ついニマリとしてしまいました。あー、リオン君、やっぱり好きです。
アルベルト・ホースマン曰くの子だぬき、リオン君。
本編はどんどんきな臭い方向へ進んでおりますが。――ホント、まさか、というかなんというか。まさかあの人が戻ってくるとは。
でも、おかげで彼とクローヴィスの差が際立ちましたね、今回。
――次巻。彼がいい仕事をしてくれることを願って。
よし。もう一度あのシーンを読み返してこよう。……リオンによる、シャーロットの刺繍についての講釈のくだり。
うん。今巻の一番のお気に入りはやっぱりあのシーンだと思う。
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