桜の花の紅茶王子 6

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最初から最後まで、文化祭な一冊。
その中で、アッサムが「なつかしい」と言ってるシーンがありますが。

まあ、ね。
ミカの紅茶王子だった当時、唯一まともに叶えた願い事は、そういえば文化祭での事だったなぁ、と。
主人とケンカ、の件でもしみじみと思ってしまったり。

とうとうジョルジが“いっぱい”のその充実ぶりを知って驚くシーンとか。

もちろん面白いけど。
格好つけようとしたのに楽しく滑る健太のキャラもイイ。

でもなぁ、あんな最高の見せ場で滑る健太と、サクラとアッサムの屋根の上での会話とか聞いてると……、これはどっちに転ぶかいよいよ分からなくなってきた。

サクラがアッサムに続くのか、それとも健太で落ち着くのか。

個人的には健太くんがかなりお気に入りなので……、健太オチを期待しているのだけど。
何しろ、表題が紅茶王子だからね。
今回のメインヒロイン、吉乃の気持ちを考えれば……サクラかなぁ。

でも……そっか。
アルの３つ目の願い事、そういう事だったんだ……。
そしてやっぱりアルは忙しいんだな……。
相方とも言うべきアッサムが居ないから、きっと余計に忙しいんだ。
ダージリンは……、復帰と言っているけど、ゴパルダーラ様が手放しそうにないし。

けど。
これまでは名前と回想の中だけだった、前シリーズに登場してきた紅茶王子たちの一人が実際に登場しそうだし。
紅ちゃんはかなりお気に入りのキャラだったからなあ。
本当、誰がご主人様になるのか、楽しみではあるな！