

前作・前々作が面白く、絵的にも好みな八島時さんの新作、という事で気になって購入。
……花夢もLaLaも、本誌は買っているけど、別冊の類までは手を出せずにいたから、前のものと同様、どんな話か全く知りもせずの購入でした。
で、読後の感想として。
まあ、面白かったんだけど……、ね。
この人にハマったきっかけだった「王様の葬儀店」の時にもちらっと思った、「もうちょっと続きを読みたい」なぁ、という物足りなさが。
まだ充分続編を描けそうな段階で終わっちゃうのがもったいないというか。
その次の「眠れぬ王に捧ぐ夜語」では、オマケ風にその後の話がちょこっと付いていた分、満足感があったのだけど……
今回のは……、
メンタルは強くとも体力的には虚弱という設定のヒーローの話が、「いざ本番」というところで終わっちゃうのはなぁ……。
ヒロインとの関係に決着を見たところで終わっているのが、ホント物足りないです。
最初はタダの当て馬要員かと思われた幼馴染の青年の意外な正体とか、突然しゃしゃり出てくるモンサンミッシェルの聖職者のメガネ氏とか。
もうちょっと突っ込んでほしかったなぁ、とか。
細々、ホントあって。
これが「1巻」という事なら、大満足、次に期待! って書くところなんだけど。
うーん、人気しだいでは続編、でるのか。
それとも過去作同様、コミックス単位の読み切りなんだろうか……?
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