

作中の季節はゴールデンウィーク、という事で。
連休中のこずえの予定はといえば、淀川宅にての泊まりがけの“おしごと”。
彼と出会った当初以来の連泊同居。
まあ、隣人には和菓子屋の裕雨子が居る上、昼には甘味処の客も居るとはいえ、ほぼ二人きりには違いない……と思いきや。
+αのオマケが登場。
そのオマケとは、淀川の弟。
今回、淀川の背景――彼の実家との関係や、祖母の仕事を継いだ頃の経緯などが明かされています。
……しかし。
何かとファンタジー色の強い梨沙様の小説にして、珍しく現実味の強いミステリーだと、思っていたのに。
今回、淀川の弟ともう一人“登場”する彼の関係者の“ファンタジー要素”。
特に最後なんか意味深すぎる!
――まあ。それはともかく。
淀川の弟からは『阿吽の呼吸』どころか『老年の夫婦』並みだと太鼓判を押された淀川とこずえの微妙な関係。
相変わらず、本人同士の自覚するところの距離は微妙なままだけれど。
順調に各フラグだけは立っていっていますね……
うん。
やっぱり梨沙様の作品、好きだわ(*´∀`*)
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