

ぶっちゃけ寺とか……仏教――というよりは坊さんブームなんだろうか。
つい先日はAmazonで坊さん通販の話題が出て、賛否両論、なんてニュースもあったけど。
この、拍子に描かれた3人の男。
中央、見るからに「坊さん」ルックな彼は円空、右隣が覚悟、左隣が三久。
主人公は左隣の三久。
イラストでは作務衣姿ですが、彼は正式なお坊さんじゃありません。
職を失い、金が尽き、飲まず食わずでふらふら……としたのが、たまたま孤月寺の前だった、という事で、拾われ寺で居候させて貰うことに……と、あらすじにもあり。
だから、路頭に迷った彼を心優しき住職が面倒を見てくれる類の話かと思いきや。
円空ときたら、先に出した坊さん配達の件なんか、真っ先に「喝ーッ」って怒りそうな……、相棒の覚悟に言わせれば、「イマドキの末寺じゃちょっとありえないくらい修行寺まんまの超生真面目坊主」。
逆に覚悟は、そんな円空の方針から儲からない寺を何とかしようと「寺カフェ」を開こうとしたり、それこそ坊さん配達の話なんか喜んで飛びつきそうな所謂「生臭坊主」。
何とも正反対な二人の間に入ってしまった、三久……、傍から見る分には面白いけど。
実際彼と同じ生活をしろと言われたら……、謹んでお断りしてしまいたくなる……
けど。彼が最終的に本当に仏門に入るのかどうか、という話なんでしょうかね、これ?
このタイトルの「お茶を」の部分は「喫茶去」から来てるようだけど。
これの答え、結局この話の中じゃ教えてくれなかったし。
この先、種明かしはあるんだろうか……
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