

毎度、本屋の棚で平積みされているのを見るたび、「買おうかなぁ」と、う~ん、と迷い。
でも、「やっぱり今度」を繰り返し、手を出せずにいた……これもそんな一作でした。
それが。
ちょっと時間潰しに入った図書館にて発見。
これ幸い、と、“試し読み”をはじめて、びっくり。
表紙や、あらすじから想像していた出だしと、展開が随分違う。
主人公はキツネ、そしてもう一人のメインキャラクターが“陰陽師”。
『母親に引っ張られて』なんてある上、『拾われ妖狐』と言うんだから、キツネを隠して拾われて、陰陽師様に“狐憑き”とか言ってお祓いされるオチから始まるのか、他人ならぬ他狐の仔を拾ったのが陰陽師に縁ある狐だったとか……
そういう方向の話かと思えば、何やら様子がおかしい。
いや、よく見れば陰陽師の前に「にせ」なる文字がある。
ではどういう展開になるのかと読み進めれば、何しろ主人公がバカ可愛い。
……この場合、「すごく可愛い」という意味ではなく、「キモいけど可愛い→キモ可愛い」的な意味での「バカ可愛い」だ。
色々抜けてておバカな狐だけど、可愛いから憎めない……。
とにかく。これで取り敢えず大ハズレの可能性は消えたし。
シリーズ、それなりに出てたから……今度は順番に買い揃えよう♪
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