

アンデッド。――私の愛する吸血鬼も、大抵の場合はそれに分類される。
表紙カバーイラストの後ろの男二人は明らかに違う……けど、前に居るヒーローらしき男は……まあ、それなりに綺麗な――少なくともゾンビとかの類ではなさそうなご面相。
若干の期待を寄せつつも、単行本を定価で買う勇気はなかなか出なかった一冊を、たまたまBOOKOFFにて発見。
と、いうわけで。早速購入・読破。
……の、結果。吸血シーンこそありましたが、残念ながら彼は吸血鬼ではなく、せっかくの“見せ場”には耽美さなど欠片もなく、割とラストギリギリまで、ひたすら飢えてよだれ垂らしているような残念ヒーロー。
性格の点では、ミイラのシェフのがよっぽどヒーローらしい。――ミイラなだけに、ご面相はいただけないけど。
まあ、さすがにね。ラストでは一応、格好いいところはみせてくれてるけど。
その終わり方が微妙だったからね。主人公たるヒロインがこの異世界にトリップした理由や真相のあたり、まだまだ未消化な部分、あるよね?? という……。
今のところ、まだ続刊情報出てないけど。
コレ、でるんだろうか……?
異界の魔術師の方は、今月末に新刊が発売されるらしい。
……こっちはちょっと頑張ってでも新刊、欲しいなぁと素直に思えるんだけど。
これはなぁ……、次も迷う可能性、大きいな……
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