

前巻ラスト。次巻予告の文章で、ISSのせりかが……とあったので。
てっきり、ISS内で何かトラブル……それもどちらかというと人的トラブルではなく機械の故障やミッション中の事故といった、月に居るムッタには、いつぞやの日々人の時のように「何もできないのか……?」という苦悩を描くような内容かと思っていたのに。
ISS内は、クルーも平和、機械的故障もなく、ミッション中の事故も無く。
毒の種は地球、それも日本でばらまかれた、完全なる外的要因で、せりかが苦しめられる……という。
いえ。“あの方たち”のシーンは確かに何か不穏なものがありましたが……。
まさか、こんな事になるとは……と、あの時せりかについていた方と同じような心境で読みました。
ネットの声の恐ろしさ、というのは最近様々な場面で取り上げられますが……。
それに加えて、人気と選挙が大事な政府の対応もね、皮肉られているような――。
そして。月にいるせいで、地球にもISSのせりかにも、直には何もできないムッタのナイスなアシストパスが絶妙で……!
過去、幾度かのアプローチ全て、せりかの天然の前に当たって砕かれてきたムッタの努力が、今回、少しだけ報われたのでは???
と。そしてもう一つ。今回のせりかの問題に隠されてほんの小さく見過ごされそうな状況で出てきた、「ロシア組月クルー3人組」の話。
これ、もしや……!?
やっぱり宇宙兄弟、面白いですね。さっき読み終わったばかりなのに、もう次が待ち遠しい……。
次……順調に本誌の連載が進めば……来年3月、4月くらいには出るかなあ?
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