

いやぁ、最終巻まできましたねぇ、とうとう。
第一巻からずっと読み続けていたシリーズがまた一つ終わってしまって寂しい気もするけれど。
前巻で、火器で撃たれた上、船の上から海へと転落してしまったリヒャルト、って時点で。
もう、結婚式本番まで秒読み段階もいい所、というタイミングで。
流石に話の流れ的に死亡は無いと思いつつも、行方不明とか大怪我くらいは有り得そうな、そんな終わり方だったから。
さぞかし、今回も序盤から色々急展開がありそうな……と、期待していたのに。
まあ、ある意味確かに急展開は急展開だったけど、まさかここであの“お約束”が発動してのこういうオチとは。
その後はもう、ただただひたすらに嬉し恥ずかし甘々展開が最後の最後まで続きます。
ただ……、やっぱり彼――リヒャルトのいとこのフィデリオの落としどころは……、やっぱりああするしかなかったのかと。
さすがのミレーユでも、完全ご都合主義なハッピーエンドには出来なかったなぁ……と。
まあ、そうなったらなったで、もう、甘すぎてちょっとラストの重みがあまりに無くなってしまいそうだから。これも、アリかなと。
本当に、第一巻の超初期のミレーユと比べて。本質こそ何にも変わりないのに、まあ、リヒャルトとの関係については、驚愕の変わりようですよね……。
せっかくなので、また一巻から続けて最後まで改めて読み返してみよう((o(。>ω<。)o))
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