宮崎の暴走事故。……どうも運転者が認知症だったという説が有力のようですね。
つまり、自分が何をしているのか正常に判断できる状態でなかったと。
……最近、高速を逆走ってみたり、高速に徒歩や自転車で入り込んでしまったりという事案も度々ありましたが。
とにかく、認知症の一番やっかいなところは、本人にその自覚が薄い、もしくは全くない場合があるという事。
“自分が病気だ”と自覚が持てているなら、自分である程度自制することも可能でしょうが。
認知症の場合、自分が認知症であると認識できず、全く自覚していない場合があるということ。
こうなると、元々被害妄想系に走るタイプの認知症の場合、余計に「自分は何もおかしくないのに周りがこぞって病人扱いする」と認識し――確かに少なくとも“周りの病人扱い”に限っては事実なので、逆に自分は正常であると言わんばかりに、患者を見守り、介護する側としてはして欲しくない、今回の場合は車の運転などしてしまう。
……正直、イチ家族として認知症患者を24時間見守り続けるのはあまりに先が見えず、「治らない病気」である故に、救いも希望もない。家族だから、下手に放っていおけば、いざとなったとき結局責められるのは自分たちで、だから疲れる。
――介護施設など利用できればいいけれど。……本人に自覚がない以上、当然本人はどうしてそんな場所へ行かねばならないのか理解できずに起こり散らすから、結局施設の側に断られたりして、利用できない。
家族ですら嫌になる事が度々あるような仕事を、他人が、長時間・低賃金で請け負うことを考えたら……。
その手の施設で虐待騒動が起こってしまうのも、認めるわけにはいかないけど、無理もないかな……、と、少しばかりの同情心は抱いてしまう。
この先、認知症患者は増える一方なんて話を聞くと、気が滅入ること気が滅入ること。
まあ、でも。今日は金曜日、という事で。
本日15:00、Need of Your Heart's Blood 3 第55話『
自明の理』をUPします!
自民党に、安倍政権。若者に優しくない政治なのはもう今更だけど。
年寄り向けの政策を厚く、というなら、まずまっさきにこの手の問題をどうにかしてくれないかな。
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