

双子の見習い神と、たまたま落ちていたアクセサリーのような“神具”をうっかり拾ってしまったばかりに、対の神具を持つ者(双子の片割れ)と一定以上の距離が開くと神罰が下る、という理不尽な状況に置かれてしまった主人公の少女は、鬼が見える特殊体質の為、周囲の理解を得られず、無茶苦茶な状況にも関わらず、彼らの見習課業を手伝うことに――。
……と。この一冊限りの読み切り作品のため、雑誌での連載回数も少なく、その分ちょっと話がポンポン進むご都合主義な部分はあるけれど。
この作者は「百年恋慕」も面白かったし、この人の描くキャラクターは嫌味がなくて好きだなぁ……。――無論、嫌われるために描かれる悪役キャラは別として、ですが。
けど、今回は「百恋」の長兄王子のようなあからさまに嫌なキャラとして描かれた敵キャラは居らず。
むしろ、今回の元凶となったアイテムを制作した双子の片割れの方が、いわゆる表でにこにこしてても実は腹黒なキャラなのかと、いつ本性を現すのか……と思って読んでいたのに。
まさかああいうオチとはね。
本編のオチも面白かったけど、オマケ四コマの方も面白かった気が。
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