

雑誌の本誌に、宣伝のための番外編が載り、それが面白くて買った第一巻もまた面白くて買った、第二巻。
ちなみにその番外編がこの第二巻の巻末に掲載されていたものなのですが。
その番外編第一弾の他に既に2話ほど番外編が本誌に載っており、コミックスのページ数で言うと、全部でちょうど一冊+コミックス書き下ろし番外編か他の読み切り一作入るくらいのページ数になるはずと、今回の収録話がどうなっているのか、ちょっと気にしていたのですが。
先に書いた“きっかけ”の番外編が一作、最後に入っていただけで、あとは別冊で連載していた本編の話。
……予告広告では、ミーシェの元関係者との話がメインになるように思える内容でしたが、それ自体は、少なくとも今巻の段階では、正直全体から見るとほんの一瞬の邂逅に過ぎず……。
正直、ミーシェの元雇い主のご身分を考えるに、どう考えても王子の立場にあるカルムなら顔と名前と表向きの人となりや評判くらいは知っていて当然、とは思っていましたが。
まさか表向きのそれよりもう少し踏み込んだ内容まで知っている可能性がありそうな関係だったとは……。
――そしてもう一つ。カルムといい、彼の兄王子といい……、この兄弟は揃ってM気質なんですかね。
かの王子の脳裏で繰り返される、ミーシェのかつての暴言にうっとりする兄殿下……。
ああ、麗しいのに残念な兄弟……。
どこかの某中華風竜の国の王子兄弟を思い出したくなる……。
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