そろそろ起きなきゃ~、っていう半覚醒状態の寝起き頭に突然、衝撃。
――ウチの近所は震度4だったけど、調布なんて、そう遠くないじゃん! っていう……。
横になってたから、余計に感じた、地表の裏から力いっぱい殴りつけられたような、突き上げるような短期間の縦揺れ。
ここのところの地震は、ぐ~らぐ~らとまるで海の上で波に揺られる船の上に居るような横揺れが多かったから、特に、『何事!?』と、慌てて飛び起きたくなる衝撃がありましたね……。
震度は大きかったけど、短期間の縦揺れだったせいで、震度の低い長期間の横揺れに比べると、部屋のモノが巻き起こす危険は遥かに少なかった……。
実際、ちょっと前にあった震度2か3の、でもやたら長く続いた横揺れ地震の時の方が、本棚とか不穏な動きを見せてました……。
けど、起きて直後に慌ててつけたテレビでも言ってましたが……、今回、大雨が降った地域でも震度3あったとか。
今回は、地震そのものより、この衝撃による土砂災害の方が怖いな……。
土曜の早朝、って事で、いつもなら朝のニュースから引き継いでのワイドショー、ってチャンネルや、昼の情報番組があるはずが、それがないから、まだ各地の被害情報とかの報道は無いけど。
――以前、広島の土砂災害の時より、今回の災害についての安倍総理の会見やコメントの報道がやけに少な気がするのは、多分気のせいじゃないよね?
まあ、安保法案で忙しいのだろうけど。
……今回、鬼怒川に限らず、被災地域は多く、『広さ』といういう意味では広島の件を大きく上回る事は、私みたいな素人目にもあきらかなのに、現地の救済にあたって、「対策本部」として報道に取り上げられるのは現地のそれだけ。
茨城県の鬼怒川の一件では、その対策本部の市役所まで水に浸かって孤立、と報道しているのに。
もちろん、現場を非難するつもりは毛頭なく、むしろ現場の皆さんの働きぶりには頭が下がる思いで、いつぞやの菅総理のように、混乱しか齎さない首相の現場入りを望むわけではないが、茨城、栃木、宮城と県をまたぎ、あちらこちらと飛び地のようにある被災地の被害情報をまとめ、指揮する政府の対策本部の動きが、少なくともテレビの報道では殆ど見えてこない。
元々、議論が足りないと言われていた安保法案は、一年持ち越して、じっくり審議し直したほうが良いのではないだろうか?
要らないとは言わないが、拙速が過ぎるとは思うし。
それより、時々聞こえる『東日本大震災を思い出す』というコメントが出る程の災害に対して、首相の動きが随分、鈍い。
自衛隊派遣が早い点は評価するけど、でも、今回の規模の災害としては、その後の動きが鈍すぎる。
菅総理のような無駄吠えは要らないけど、吠えるべきときに吠えられない番犬――もとい総理も困りモノ。
実際、テレビ報道が電柱おじさんを心配する隙に、これまた国民からの批判の大きかった派遣法はするりと可決してしまっていた。
――もしや、この隙に安保法案もするりと通してしまおうという腹だろうか?
事実、鬼怒川の一報以来、安保デモの話題がTV報道されなくなった気がする。
今現在進行中の、人命に関わる大災害を、まず大きく報道すべきなのは当然だと理解するけれど。
この裏で、こっそり腹の中で笑う安倍自民党がいそうで嫌だな……。
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