私が、吸血鬼モノ好きなのは、もう十分お察しいただけていると思う。
――故に、牙とか血とか、吸血鬼に関連しそうなワードにはつい目が行く、という習性が最早当然のように身についている。
だから、この作品のタイトルに目がいった。“小悪魔、呪い、狼男”……。
小悪魔、と言うだけならどちらかというと私的にはあまり得意としないタイプの女の子がヒロインを張る話なのかと、そのままスルーしただろう。けれど、続く“呪いの～”、“狼男”のワードは……、ちょっと期待しながら読んでみて。
しかも、嬉しいことに本当に“吸血鬼”が出てくる！
……残念なことにヒーロー役ではなく、しかもかなり色々こじらせた感じの男なのだけど。
――だから、１冊まるまる読み終わるまで……、正確には読み終わった後でさえ、しばらくタイトルを誤認していたのである。
先に挙げた“呪いの～”に続くキーワードが、勝手に“血”だと思い込んでいた……、という。
でも、よくよく見てみれば、これ……“皿”!?
確かにこの物語には悪魔が封印された絵皿、というアイテムが出てくる。
ヒロインに課せられた表向きの任務は、まさにそれにまつわるものな訳で。
だから、タイトルに文句があるわけではないのだけど。
けど↑この記事の頭に掲載したこのサイズの画像の中のタイトル、これパッと見で血と皿と字を見間違えても仕方ないよね？？
と、ついつい言い訳したくなる程にはちょっと精神的にショックを受けました……。
よく、小説・漫画の読みすぎ、ゲームのやりすぎなど、何かに夢中になりすぎる誰かをたしなめる目的で吐かれるセリフがありますが。……吸血鬼モノに取り憑かれすぎたかと。
かといって、手離せと言われて手放せるものでもないのだよね……。
だからこそ、色々と複雑な気分にもなるワケで。
話そのものは、正直ヒロインもヒーローも、いろんな意味で残念なんだけど。
けど、聖職者な吸血鬼てのは新しいな！ と。
とりあえず今出ている２巻まで読んでみて。
全く面白くないわけじゃないんだけど……ね。
やっぱり残念なんだ……。
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