仮面婚約のたしなみ

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最強の、騎士姫様。

男装の騎士、というなら『詐騎士』もそうですけど。
“彼”のようなインチキ臭い騎士様ではなく、こちらは本格派の王子様っぷりを見せる、第一連隊長様。
訳あって、幼い頃から男として、騎士として育ってきたのに、突然国王が、彼女の所属する近衛兵団の解散を言い出したせいで、女装して彼の婚約者として彼の元へ派遣されることに。

王に騎士とバレてもダメ、騎士団に女とバレてもダメ。
二重の枷のある、二重生活。
で、この手の話のお約束である正体バレがいつなのか、ってのが一つの見所だと思うのですが。

２巻まで読んで、色々バタバタした様子はありますが、今のところ王様、気づいてません。
そういうの、聡そうなのに、鈍いのかなんなのか。
王様は、ルティアに夢中のようだけど……。

王様も呆れた三姉弟に、近衛騎士団長らのキャラの濃さを考えたら……、まあ、もうしばらく楽しめそうかな。

ホント、アクの強そうなキャラの大勢いる中、ラッツ君が可愛く見えるよ……。