


話の内容は、まあ面白いのに、「え……、そこで終わっちゃうの?」という話途中で終わっちゃった風な2冊完結というのがかなり残念なシリーズだなぁ、と。
2冊一気読みした末の感想。
ヒロインの政務官としての活躍をもっと書いて欲しかったし、ヒーローとの恋も、告白して両思いになって終わり、ではなく、その後をもう少し掘り下げて欲しかったし、王子様と二人の関係ももう少し……と。
何より、ヒロインの“お兄様”、目覚めた状態でのご登場、皆無とか。
せっかく影とか、表裏のギャップの激しい主人公とか、面白い要素があるのに、勿体無い!
2巻のアメリアのオチとか、色々愉快な要素もあるのに。
1巻だって、なんとなくオチは読める気がするけど、でも、アレ? と、ミスリードされていくあたりも上手いと思うだけ、ホント勿体無い……。
序盤を読んで、面白そうと思って読んで、1巻はまぁそれなりに面白くて、中途で終わった感は次巻に持ち越し、って事で期待して2巻を読んだのに!
上中下巻の三段構えにするべき話だったのに、2巻で打ち止めになっちゃったんだろうか? と、思いたくなる。
もし電子書籍じゃなく紙の本で買ってたら……、そう遠くなくBOOK・OFFに持ち込んでた気のするシリーズでした……。
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