

これが、「コントレイル」に次ぐ、衝動買いの結果。
ただし、「コントレイル」の場合と決定的に違うのは、既に書店で何度も見かけて、毎度買おうかどうか迷って、でも既に買いたい本が手に何冊もあって、「やっぱりこれはまた今度買おう……」というのを既に何度かやっていた本だったってこと。
――コントレイルのほうは、正直書店に並んでた記憶がなかったんだけど。
こっちは既に続刊が出ていて、気になりはするけど、これが男の子向けライトノベルにありがちな、例えば「ネギま!」みたいに、一人の少年に大量の女の子がよってたかって……的な方向に行く話だったら嫌だなぁ、と思っていたから、ちょっと手をこまねいていたのだけれど。
試し読みの結果、その懸念も晴れ、面白そうだったので、最初の一巻、読んでみて。
……もっと早く手を出しておけばよかったと思いました。
ほのぼの、田舎ライフ。
古い日本家屋に、愉快な付喪神たち。
主人公、海波大地を取り巻く友達も、幼なじみのご近所さんの男の子一人と、女の子2人。
まあ、一応のバランスのとれた構図。
特別大きな事件や陰謀があるわけでもなく、基本当たり前の日常の、そこに+αとしての付喪神という非日常が、日常的にくっついてくるという……。
これをつまるかつまらないかと言うのは……もう、好みというしかないかなぁ。
個人的には、こういうの、結構好きなんだけど。
あれだな。ゲームの「牧場物語」みたいな。
せいぜい品評会とか季節行事、恋愛イベントや住人との友情イベントが起こるくらいで、それ以上の大きな話は無く、基本はただひたすら種を蒔いたり、牛やら鶏やら家畜を育てて収穫し、収入を得て、それを糧にさらに牧場を広げる。
これを楽しいと思うか、退屈だと感じるか。
そういうのがつまらない、と思うなら、多分この話は退屈なんだと思う。
でも、こういうのが好きなら、割と面白い話だと思います。
既に続刊の出ているシリーズなので。
今後の展開的に気になるのは叔父夫婦。このままもう、フェードアウトして、出てくるとしても大地の過去エピソードとしてだけなのか、何かのきっかけで出てきて、事件――とまではいかないまでも、何かトラブルが起きるとか……。
大地の友人たちにしろ、このまま“秘密”にしておくのか、それともバラすのか、バレるのか。
多分、近いうちに続刊がうちの本棚に並ぶ事になるだろう……、と、ほぼ確信してます(^ω^;)
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