

――で。試し読みで冒頭だけ読んで、つい衝動買いしちゃったうちの1冊が、これ。
タイトルの通り、主な舞台はバー。そこのバーテンダーと、フード専任の店員が2人で切り盛りしている、小さな街のバー。
だけど、バーテンダーは相棒に「バカ」と言われるほどそれに夢中な、有能な男。
そんなバーが、たまたま通勤経路の途中にあった。
職場でのトラブルで落ち込んだOLが、前から気になっていたそのバーに立ち寄るところから話は始まり。
試し読み部分はそこで終わり。
この時点で、彼女がメインヒロインなのか、あくまでゲスト要因で、主役はあくまでバーテンダーの方なのかは分からなかったけど。
舞台の雰囲気と、文章が気に入ったのもあって、続きを読みたいなぁ、と。
で。最終的にああいう展開になるとは思わなかったけど、この話に出てくる数々の酒の中、今回一番重要なカクテル。
……羽鳥さんの格好良さが際立つ一場面。
なのに、その腰を折るような、この話のオチの拍子抜け加減が楽しい。
酒なんて、それこそ笑笑みたいな大衆居酒屋くらいしか行ったことなくて、アルコール自体は弱くはないはずだけど、ビールとか、正直美味しいと思えないし、カクテルとか分かんないし。
バーなんて、敷居が高すぎるイメージがあるけど。
これ読んじゃうと、ちょっと興味をそそられるなぁ。
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