

梨沙様の新作!!
こないだ本屋で見つけたときは予算的に泣く泣くあきらめたけど。
先日購入したHD分のポイントで、Kindle版を入手。
とある理由で家でした、高1の女の子が転がり込んだ先は、無愛想な鍵師の男が営む鍵屋。
すぐ隣の店舗が和菓子屋さんで、そこの娘さんが鍵屋の男と友人で。
さすが理沙様の作品、ハズレなし。
――面白かったです。
相手に振り回されているようで実は振り回しているヒロイン、こずえと、無愛想なのに結局なんだかんだで優しい――抜け目ないようで実は結構なうっかり屋の淀川との掛け合いが。
ただ……、Amazonのレビューを見るに、この作品ジャンルをミステリーと言われている方が見受けられるのですが。
……これ、ミステリーだったの?
確かに、最後の案件にちょっとした謎解きのようなアレコレがありましたけど。
そこに至るまで他にミステリーというほどの案件はありませんでしたし、その最後の案件にしたって……、ミステリー、ってほどのものじゃ……ないよね?
これ、理沙様的には新レーベルな集英社オレンジ文庫。
……このレーベルが、ミステリー専門だったりするの??
もしもミステリー作品として読むなら、多分感想は違ってくる……。確実に物足りないというか、お粗末って事になってしまうでしょう……。
けど、理沙様は恋愛小説家です!
……今回は主人公同士がもうすぐ16になる女の子と、24の男、それもたった10日間の出来事を描いているので、決定的に恋愛に発展してはいませんし、理沙様ならではの激甘展開もありませんでしたが。
色々お約束的ハプニングも含め、あの2人の間の微妙な空気感……。
お話としては、充分面白かったです。
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