

これまでの『執事様のお気に入り』の良さは、ヒロイン・氷村良のキャラによる、ドロドロ展開なしの割とお気楽な『身分違いの恋』にあると、少なくとも私は思っていたのですが。
高島紗英というキャラが出てきたあたりから雲行きが怪しくなり……それでも当初は楠真琴の時のように、最悪の段階に進む前にいい方向に向かうのでは、と思っていたのに。
前巻で、良が追い込まれ、伯王が家を捨てるとまで言い、それを撤回させるために今度は良が伯王から離れると言う……。
まさに、『身分違いの恋』をテーマにした作品にありがちな展開になってきたところで、ちょっと怖かった今巻。
……伯王にとってのラスボスは……普通なら良の父――なのでしょうが、残念ながら他界されているので、そこはやはりおじいちゃんか……? と思っていたら、これもすんなりいったし。やっぱり自らの父の方か、と思った前巻。
で、良にとってのラスボスは……、未だ出てこない伯王の母親かなぁ、と思っていたら。
……既に登場済みだった、というオチで、ようやく正式に登場した、伯王母。
次巻がとうとう最終巻、という事なので。ここからどうもっていくのか、気になるところ……。
そしてもう一つ。ちょっと奮発してドラマCD付き特装版を買うか、CDナシの通常盤を普通のお値段で買うか。
――予約の締切が以外に早いので、ちょっと悩みどころだなぁ……。
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