つい先日の橋下氏率いる維新肝いりの「大阪都構想」に関する住民投票が行われ――その結果、僅差で反対派が勝つという結果に。……これに限らず、衆院・参院選、各都道府県知事や議員選挙、地方自治体の市町村長・議会議員選挙においても、『若者<老人』という構図が定着しつつあります。
少子高齢化にともなう世代格差ってやつですよねー。
そして去年あたり散々問題になった割に、もう忘れ去れれた感のある、都議会における女性議員へのやじ問題。
それ自体、単なる氷山の一角でしかない、「女<男」という未だ根強い見方。
今、ちょっと先送りされた消費税増税問題と、なんとなく対中韓問題でかすみそうになる、『景気』の問題。
「良い」と言う人と「良くない」と言う人との間、大企業と中小企業、正社員と非正規雇用者という格差。
それぞれの格差の是正についてあれこれ言えるほど偉くもないし、知識もないけど。
でも、「若い女性が非正規雇用」で働いて、若くない歳になったらもうどうしようもない状況にいた、という状況で有効に働くセーフティーネットが無いような状況はどうにかして欲しいよね。
少なくとも、「残業代ゼロ」とか言う前にさ。
……厚切りジェイソン氏の「仕事効率の悪い奴にご褒美あげるのはおかしい」というのは正論だけど。
だったら、正規の給料、つまり最低賃金を上げるべきなハズが、「最低賃金を上げたら店が潰れる」という論理がまかり通れば、生活が成り立たなくなるわけで。
「ノブレス・オブリージュ」的な考えが一般的でない日本で、金持ちが金を溜め込めば、結局経済は回らない。
なのに政府は金持ちにお金をばら撒き、そのための資金源を庶民に求める。
橋下徹氏、言うことやること一見滅茶苦茶だし、正直無責任と思う事も多いけど。
政治がやらなきゃいけない仕事をほったらかしにして、美味しいトコだけつまみ食いするだけの政治屋さんよりはマシだったのにね……。
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