

これまで。金持ち学校に庶民一人、しかも王子的存在に見初められて……、という王道展開につきものなドロドロした人間関係からのよくある展開に、ただただヒロイン良の性格ひとつで本気で澱んだ展開に足を踏み入れる前に気持ちよく終わってきたこれまでの数々の事件。
……けれどとうとう、ある一線を超えました。
最初は割といい感じな子だったはずの紗英ちゃん。……彼女にも色々事情はあるんでしょうが、やっぱり残念ですよね。
……しかし。
私の読んでる漫画や小説、これまで割と明るくドタバタやってたはずの物語に、突如明確な敵が現れてなんか危うい方向へ……という展開が相次いでいるのは偶然なんでしょうかね?
よく、作者には「読者が求めているものを察知し、それを提供する」事が求められていますが。
そういう展開を望む読者が増えたってことなんですかね、つまり?
少し前まで、物語の中でまで疲れるようなドロドロ系は読みたくないという読者が多かったから、中身が薄いという批判を浴びるような作品が流行った時期があったはず。
……それがここで方向転換。
何だか微妙に嫌な空気を感じるのは……私だけ?
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