今年最後の、この企画、13日目の今日。
第13弾は……これ。『
もしかしてヴァンプ
』。


「体は子ども、頭脳は大人」などこかの名探偵漫画のヒロインのように。
物理的には“強い”ヒロイン、茉莉の苦手なものはオカルト、中でも特に苦手なのが吸血鬼。
何故なら、子どもの頃に見た吸血鬼映画がトラウマになっているせい――なのに、クラスのとある男子が、その映画に出ていた吸血鬼にそっくりで、それ以外の理由なく、見れば悲鳴を上げる……。
その相手というのが、この作品のヒーロー、穂高薫。
しかも、彼は本当に吸血鬼で――。
ある意味致命的とも言えるカップリングが成立するまで、ひたすら長い。
しかも、ようやくくっついたと思っても、度々危機が訪れる……。
正直、そろそろいい加減にしない? っていう気になる主人公たちですが……。
実際、私としてはヒロイン茉莉やヒーロー薫より、途中から登場する葉月家の双子たちの方が好きです。
……葉月家三姉妹は……微妙……いや、あまり好きにはなれませんが(-_-;)
おまけとして収録されているスピンオフ、薫の弟カップルや、薫父メインの話も含めて。
ヒロインや、ヒロインのライバルたちのキャラクターは、当時――
一昔前ほんのすこ~し前には割とよく見た、90年代っぽい雰囲気が。
お約束的展開にも、時代を感じる……。
この文庫タイプではなく、実際コミックス(中古)で読んでた頃は当然“当時”だったわけで、そういう感想は抱かなかったけど……。
その分、この文庫版の表紙イラストには少々ツッコミいれるべきかなぁ?
……いや、あとがき的おまけページにて、作者自身がツッコミを入れておりますが。
なにせ、昔の作品、という事で、作者の絵柄も変わり、表紙のイラストと実際の作品のイラストに結構な差が……。
別人、とまでは言わないけれど、雰囲気はかなり違うんで、それだけはご留意を。
で。
どうしてこの作品が推しなのか、という理由については……。
やっぱ薫でしょうね。
くっつくまではともかく。くっついた後はもう、ひたすらくっつきたがってとにかく血を吸いたがる。
特に、序盤で色々イライラさせられるだけに、ね。
そして、先ほど書いた葉月家の双子。――彼女が格好よすぎて……!
とにかく、この作品の作者、橘裕氏の著作って、元々割とオープンにえろい傾向がありますからねぇ……。
モチーフ時代にエロティックなイメージがつきまとう吸血鬼を合わせたらどうなるか……。
とはいえ、そこは少女漫画ですから。
いかがわしくなりすぎない範囲でひたすらいちゃこらするラブコメ漫画、というのが一番しっくりくるかな。
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