ヴぁんぷ！

――と。こちらの企画も今日で８日目。

第８弾として挙げるのが――こちら、「ヴぁんぷ！」。

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今日紹介するのは、昨日と同様、まだ現在進行形で執筆中なためまだ未完の作品――ながら。
昨日の「吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる」とひとつ大きく違う事は。
こちらの作品の作者、成田 良悟氏は現在、別作品（デュラララ!! ）の執筆を優先しておられる様子で。
なかなかヴァンプの新刊が出ない状況が続いており……、願わくばこの未完のまま終了――なんて事が無いように、との願いも込めての推し、です。

この作品の最大の特徴は。
「誰がメインヒーロー＆ヒロインか分からん！！」と、言うことでしょうか。

第一巻の時点では……、吸血鬼兄妹の「兄」と、“その彼女”がそうなのか、それとも「妹」と、彼女に思いを寄せる“少年”がそうなのか……、多分前者かなぁ、と思いつつ。
でも、２巻、３巻と読み進めるにあたり、どうも「レリックの恋」を書きたいのか、「レリックと“少年”」の友情を書きたいのか、はたまた「妹に思いを寄せる“少年”」の健闘ぶりを書きたいのか、それとも懲りない市長を書きたいのか、やっぱり主役は“吸血鬼”と呼ぶべきなのかどうかさえ謎な子爵なのか……。
どんどん分からなくなりながらも、そのゴチャっと感が結構楽しい作品です。

ただでさえ超人的な能力を持つ吸血鬼、その中でもとりわけ反則的な存在がやたらと出てきますが、最近よくある「チート系」のつまらなさは無い。

……面白いのに。

この作者のもう一つの作品は読んでいないので、何とも言いにくいところですが……、願わくば、いつかはこちらに戻ってきてほしいなぁ、と。

実際、吸血鬼モノじゃないけど「天国に涙はいらない」とか、ラノベじゃないけど「千年の雪」みたいな例もあるわけだし……、割と待っちゃう派なので……。

レリックの力を手に入れた市長の次なる企みがどんなものか……！
是非とも続きを求ム……！！！




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