――で。
こちらの企画の方も二日目、第二弾として挙げるのがこちら、「
トワイライト
」シリーズ。




原作(日本語訳)が、全巻合わせると超大長編、映画も数作に分けて制作されるくらいボリュームたっぷりの一作。
映画に関しては……、正直原作のお気に入りシーンが大幅に削られていたり、飛ばされていたりと……個人的には残念な部分が多かったけれど、吸血鬼同士の乱闘シーンなどは結構見応えがあったかも。
そして、Amazonのレビューでは、英語原作と日本語翻訳本を比べて、日本語訳がイマイチ……という意見が見られましたが、私、英語が大の苦手で、日本語の本ならどんな分厚い本でも内容さえ面白ければ何冊でも何時間でもいける口なのですが、英語の羅列を見ると、某ネコ型ロボット漫画ののび太と同じセリフを吐きたく成る程ダメなので。
原作本を読破するなんてスゴイナー、と、他人事のように眺めるしかないので、ここで言う原作本は全て日本語訳のものであり、英語版からの翻訳クオリティは全く考慮に入れておりませんのであしからず。
私個人の意見として。
「『吸血鬼モノ』を謳うからには、『吸血シーン』が無ければ!」と言うのが持論でして。
「血を吸わない吸血鬼」なんて、最早吸血鬼にあらず、とすら思うワケですが。
この作品に出てくる主役級吸血鬼は、血は吸えどもそれが人間の生き血ではなく、動物の血。
一度牙を立てたら獲物になった人間が失血死するまで吸い尽くし、仮に途中で止めても、その人間は必ず吸血鬼化してしまう、という設定の中で繰り広げられる吸血鬼エドワードと人間ベラの恋物語。
本当は人間の血が吸いたくてたまらないのを、人間と平和に共存していくために動物の血を飲む『ベジタリアン』的吸血鬼、というのが、私の持論的に少しもどかしい気分を味合わされる場面が数々ありましたが――。
ラストがいい感じに終わったので、『終わり良ければすべて良し』という事で、洋モノ吸血鬼小説としては私の中でトップに君臨する作品です。
とはいえ。実を言うと、個人的好み的にはエドワードより彼の養父たるカーライルの方が断然格好良くてですね……。
エドワードくんも、ヒーローとして確かに王子様然と奮闘してはいらっしゃって、格好いいはいいんですけど。
それよりも。
初めは小さな町で、ベラとエドワード、そしてエドワード擁するカレン家との小さな世界の中で始まる話が、2巻の終わりになってエドワードを追って行く辺りから一気に世界が広がり、最後にはゾロっと世界中の吸血鬼が集まる、という。
「BBB」とはまた違った、世界観。
世界観的好みで言えば、私的には「BBB」のが好みなのですが、やっぱり狭い世界だけで語られる明らかなファンタジーより深みがあって面白い。
そして、トワイライトで見逃せないのが、エドワードたちとは対立から始まって、最終的には共闘することになる“狼”たち。
――特に、ジェイコブは……。
相手が“吸血鬼”でさえなければ、かなり好みなキャラクターだったので。
文字通りの“かませ犬”で終わらず良かったε-(´∀`*)ホッ
――「BBB」同様、かなり長い作品なのですが、こちらは残念ながらまだKindle化はされてない模様……、なので、こちら文庫版なんですが。
↓他にも、オススメ吸血鬼モノを集めてありますヨ↓
お気に入り吸血鬼関連商品アレコレ↓ついでにこちらの投票ボタンをポチっとして下さると嬉しいです↓
スポンサーサイト