――と、そういう訳で。本日より年末年始企画開始! なワケですが。
それに合わせて、このブログでも一つ、企画として。
私、「彩世幻夜オススメ“吸血鬼モノあれこれ”」について、一日一記事、UPしていこうと思います。
私がひたすら吸血鬼大好き人間である事は、私のサイトをご覧になって頂いた方ならご存知でしょう。
……その私が、特に「面白い!」とか「すごい!」とか思ったモノを改めて列挙していこうかと。
と、いう訳で、本日第一弾として挙げるのが――こちら。
私的には「“神”作品」の堂々一位に輝いている、「
BLACK BLOOD BROTHERS
」。




原作は本編11巻、短編集が6巻、合わせて17巻で完結。
アニメ化したDVDが、本編第4巻までの内容で6巻。
この作品の一番すごいところは、世界規模、時間軸、共に層の厚い、作りこまれた世界観の斬新さ。
ラノベ、というと、どうしても若い――主に中高生、前後数年くらいの年齢の主人公に、ほぼ同年齢のサブキャラがわいわい騒いで終わり、というのが多いけど。
この作品の作者、あざの耕平氏の凄いところは、オッサン方の書き方の秀逸さだと思う。
この作品で言えば、ミミコの師匠、陣内や、カンパニー会長。オッサンどころかジーサンと言うべきだろう杭打師(パイルキラー)。
そして、“古血(オールドブラッド)”クラスの吸血鬼――。
彼らが居るだけで、話の厚みが全然違う……。
単なる薄っぺらい話で終わらない。
世間では高校生~大学生といった年齢のヒロイン、ミミコ。
明治生まれの日本人剣士な吸血鬼、ジロー。
10歳程度のオコチャマ――と思いきや、実は吸血鬼界の超重要人物なコタロウ。
「主役級」の彼らの周囲で動く話ですら、厚い。
彼らがいなくても、充分新たな話をいくらでも作れそうなくらい、この「BLACK BLOOD BROTHERSシリーズ」の世界観は魅力的なのです。
勿論、主役級の彼らや、常に彼らの周りにいるレギュラー級のキャラクター達の魅力も素晴らしい。
本来、とんでもなくエライ人のはずの「東の龍王・セイ」は、今は子どもの姿をしていて、そのせいか大変馴染みやすいキャラクターをしているのに、でも、やっぱり彼は「凄いヒト」で、いざという時の彼は間違いなく「凄い」。
敵役として登場する「黒蛇カーサ」も。ただ憎たらしいだけの『悪人』ではなく。
むしろ、兄弟とのやりとりや、過去のケインやジローとのやり取りを見るに、大変愉快な人物――なのに。
世界観と同じくらい、魅力的な各キャラクター。
しかも、超端役まで数えたら、凄まじい数を誇る登場人物たち。
彼らがちゃんとこの世界で「生きている」。
単なる物語の面白さだけではない、と思うからこそ。
今のところ、私的にこれを越えると思える「吸血鬼モノ」には出会えていません。
アニメの方は、先述の通り、原作第4巻までの内容――。
正確には、第3巻までの「今現在」の話の所々に第4巻の「過去」の話が散りばめられています。
この構成に対し、ひとつだけ難を挙げるなら――「コタロウの正体」がミミコに明かされるタイミング。
これが原作と変えられちゃったのだけは残念でした、が。
アニメの最大の見所は、やっぱり「吸血鬼同士の戦い」。
大変パワフルでスピーディーなアクションシーンは、やっぱりアニメに軍配が上がりますね。
やっぱり、文章で読むより、アニメで見るほうがより盛り上がります。
CVも、個人的には違和感なく――いや、ケインなんかはむしろドンピシャなくらいだと思うし。
むしろ、何で続編出なかった、と思うくらい映像のクオリティも高いです。
でも、アニメとしては『完結』していても、原作からすれば話が「途中で終わっている」ので。
アニメだけ観た、という人にも原作最後まで読んで欲しい!
むしろ、あの後こそBBBの本筋! だと思うだけに……。
お正月、暇を持て余したら、ぜひ読んでみて!! と、オススメしたい第一弾。
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