

1巻はほぼ主人公良彦と京の方位神、もふもふ黄金だけで走り回り。
でも、2巻でようやくヒロインっぽいポジションに穂乃香ちゃんが登場――。
そしてこの3巻で出てきた彼は……、このままレギュラーに昇格、は……するんでしょうかねぇ?
でも。一番気になる記述は今巻のプロローグに。
毎巻、プロローグとラスト、本編の前と後におそらく「大神」と思われる柱(かた)の独り言があるんですが、今回、そこに新たな登場人物が……。
それも御用人。けど、良彦ではない……、どうやら彼の後任の……、ただし直後の後任かどうかはよく分からない。
けど、書き方が意味深で……。
そして、今巻最大のツッコミポイント。
毎度、色んな神様が――マイナーなのからメジャーな神様まで色々出てらっしゃいますが。
今回は前巻の大国主命程ではないにしろ、かなりの有名どころ、貴船の龍神が出てきてるんですが。
この、貴船の龍神。
「
少年陰陽師
」シリーズではお馴染みの――“女神”。
そう、貴船の龍神は女神のはず……! なのに。
なのに、なのに、“翁(おきな)”って!!
あれれれれ?????
作者も違う、全くの別作品ですから。
当然、あの傲然とした姐さん系女神さまではない、この話ではどういう風に描かれるのかなぁ、って。
まず冒頭で『貴船』の地名が出た時点で期待してたんだけど。
いやね、キャラはともかく、そこは!
女神か、男神か。そこはキャラ以前の問題ですよね??
そこ、違えちゃダメですよね??
――これは……。
ストーリー自体は大変興味深い……、柄杓の話だの「八氏」の事など、面白かったんだけど。
その一点だけ、思いっきり突っ込んでおきたい!
……貴船の龍神て、女神ですよね? え、どっちが間違ってるの??
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