薔薇は聖なる都で咲き誇る

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――続き、出るかな……？　と、思っていたこちら。続刊が出る、とAmazonから告知メールが送られてきたので、早速！
……Amazonではなくいつもラノベを買いに行く隣町の本屋で買ってきました！

やー、前回レオナルドに追い返されたアルフォンソ“お兄様”。さらに黒いキャラとなってご登場。
そして、ルシアン教聖王、マリアンジェラの実父クレメンスまでもがよからぬ企みで、レオナルド共々マリアンジェラを苦しめる……、と。

舞台設定が、“そして花嫁は恋を知る”シリーズの続きの世界。
「ルシアン教」、「アルカディウス」、「シーナ・ファスティマ」、「ヴァルス帝国」、「ナヴァール」等々……。
知らなくともお話自体はそこそこ理解できるけど、かのシリーズ知っているとさらに奥深く感じるものがあります。

前巻もそうでしたが、今回は特に。
聖王様が伝家の宝刀を抜いた辺りのゴタゴタがどういう事なのか……。
ヴァルス帝国御夫妻ってもしかして……、とか。色々思ったり、とか。

もちろんそんな外野の事ばかりでなく、この話の当事者たるレオナルドとマリアンジェラですが。
マリアンジェラ、かなり強くなってます。
まだ、若干引き気味な部分もありますが、クレメンス、アルフォンソ共に「驚いた」、と、その意図は違うもののそう言われる程には強くなり。

――きっと今後はもっと強くなれそうな……。それこそレオナルドの政敵とも言えるタラント相手もできそうな気が……。