

――今巻で完結なこのシリーズ。ここまでの話は面白かったのに……、今回も途中まで面白かったのに……、ラストが少々グレー過ぎたよな……と。
確かにキレ神様が目指していたのは『灰色神』、とはいえですね。流石にあれはちょっと中途半端すぎやしないかなぁ、という終わり方でちょっと残念でした。
ヤファルがまさかこんな使える男だったなんて! とか、あのドジっ子め……! とか。
ラスボスの見事な真っ黒さはいっそ潔いのに、ホント……嵐嶺……キレ神様のキレ具合がちょっと足りなかったような。
ラスト、もう少しかっ飛ばしてくれると面白かったんだけどなぁ。
沙綾の「中途半端に非行に走ったひと」という評はなかなか楽しかったけど、やっぱりヒロインですら中途半端と思ってしまうラストってどうなの? と。
まあ、本人たちはそれで納得しているようですが。
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