

前巻が面白かったので、続刊も読んでみました。
主人公、アダ名が「ドミノ」の音斗少年の成長ぶりが見える今巻ですが……、前巻でも登場した、ハル・ナツ・フユ曰くの「オールド・タイプ」の吸血鬼の哀れさと言ったら……、思わずクスリと笑ってしまいたくなるような……。
相変わらずゆる~いけれど、キャラの立った愉快な吸血鬼……もとい、「吸牛乳鬼」の皆様が楽しい。
そして前巻では守田さん中心に、音斗の初恋路線を行っていましたが、今巻では前回ちょろっと名前の出てきた岩井君と、彼の友人タカシ君を中心に、男友達との友情路線を行く感じ……。
そして巻末に番外編っぽい短編が収録されていて、こちらには音斗本人はほぼ登場せず。
『パフェバーマジックアワー』の主な営業時間帯である、深夜帯の、ハル・ナツ・フユと、お店のお客さんがメインになったお話。
音斗が登場しないワケは、つまり中学生だから、深夜は二階でお休み中……って事で。
中学生の音斗目線が中心で動く本編とは違い、フユ目線で動く話である分、ちょっとオトナ風味のお話になってる……?
そもそもパフェバー、リキュール入りのアイスの乗った、大人向けのパフェを売るお店ですからねー。
「パフェ屋」の話メインにしてしまうと音斗君の出番がなくなってしまうのですね……。
でも、これはこれで楽しかった。
これ、まだ続くんだろうか? できれば続いて欲しいなぁ。
スポンサーサイト