

先日本屋に行った際、書棚の前に平積みされていたこのタイトルに惹かれてつい手に取ってしまいました。
もちろん、“ばんぱいや”の文字に惹かれたのはいつもの事なので言うまでもなく。
そしてその後に続く“パフェ”という、何となくヴァンパイアのイメージをつまづかせる甘ったるいアイテム名に、好奇心をくすぐられました。
パフェ屋、つまりはスイーツのお店なのだから、きっとイケメンヴァンパイアと甘いもの大好きな女子の恋愛ものだろう、と予想して読み始めたのですが……。
主人公はどうやら吸血一族の血を引く先祖返りの男子中学生(現代っ子)。
そして遠い親戚だという吸血鬼三人組はイケメンだけど、なんというか……キャラが濃い割にやっぱりなんというか若干気の抜ける系の現代適応型吸血鬼。
そして敵役っぽく登場するのは、オードソックス系ヴァンパイア。
先述の三人組+主人公VS後述のヴァンパイアの対決シーンは……何だかゆるりと笑える展開。
ホラー展開は一切なし。ミステリアスとか耽美主義とかハナで笑ってしまう感じのまったりほのぼのなお話でした。
そういう意味では若干物足りない気もするけれど、話としてはなかなか面白かったです。
血の代わりに牛乳を……、ってネタはどこかの
ヘタレ偏食真祖様
がやってくれてた気がするけど。
どうやら続編も出ているようなので、ちょっと続き読んでみようかなぁ。
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