――と、いう訳で。本日、観てまいりました、実写黒執事。
いやぁ、やっぱり水嶋ヒロかっこいいわぁ……。
うん、元々ドラマ「メイちゃんの執事」がきっかけでこの役者さんにハマったという経緯があるため、久々に執事役、しかもそれに「悪魔」というオイシイ設定がついた。
しかも、あの黒執事! ……っていう第一報を聞いたのが、ちょうど去年の今頃でした。
うん。水嶋ヒロは格好良かった。
……けど、正直言って他に感想を上げろ、と言われたらもうこの一言しかない感じ。
「THE・中途半端!」
全てにおいてが中途半端なんです。
まず、各セット。……どこかでロケしたのか、それともミニチュア特撮+スタジオセットなのか、其の辺は定かじゃありませんが、各所になんだかすごぉくちゃっちい雰囲気が漂うのです。
そしてストーリーも。ヒロイン役に剛力彩芽が抜擢され、その後各種設定情報が出てきた頃から危惧はありましたが、やっぱり……という感じ。
中途半端に原作を踏襲しているのがどうにも……。
もう、いっそファントムハイヴ家とは切り離し、「悪魔で執事」という設定だけ頂いて一から新しい話を作ったほうが良かったんじゃないかと……。
映画の序盤は明らかに原作の某イタリアンマフィアにさらわれた回の話しを再現している……ようですが。
何故か登場する、メイリンを意識した使用人。……の、割にフィニやバルドは出てきません。
マダム・レッドを参考にしたと思われる叔母さんも登場しますが、これも……ちょっと……。
水嶋ヒロ扮するセバスチャンを愛でる、以外の見所が、一生懸命探してみても見つからない。
……やっぱり、ちょっと……いや、かなりイマイチな出来の映画。たぶん、二部って話は絶対出ないだろうなぁ……、これは……。
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