

「宿敵と最後の争い」だなんて背表紙のあらすじにあるものだから、まさかこれで完結!?
と、うっかり思いかけ、なんて微妙な終わり方をするんだ! と、思いかけましたがどうやらあくまでエルマー家の一件のみ落着、ということで、やっぱりシャーロットの王選びはまだまだ続く模様……。
正直、エルマー家の成り立ちに関する記述がどうにも詰め込み感が否めないのですが、全体的にはこれまで裏で暗躍していたりした人たちも勢揃いで、中々読み応えのある内容だったと思います。
ここまでエルマー家の圧力で重苦しい雰囲気満載だったのも、ようやく少し明るくなった模様。
シャーロットの兄二人、人喰い竜、カルラ、リオン、ハーヴェイ、ウェルズ……そしてもちろん、アルベルト。
今回はそれぞれに見所が用意されてます。
特に今回の一件で本当に見直したのはやっぱり次男、クローヴィスでしょう。その彼が、最後にハーヴェイに持ちかけた相談内容も気になりますが……、それより気になるのは中々、進展している割に本人たちが全く無自覚なあの二人、ですよね……。
このままだとガイとカルラに先を越されてしまいそうです……。
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