

――正直、おい!! ……と、突っ込みどころ満載のお話でした。
……いえ、途中経過は面白いんです。結末も面白いんです。面白いんですが、おいっ、とツッコミたいのです。
何故かって。こういうラノベ系の小説の場合、表紙に男女一人ずつのイラストなら、当然ヒロインとヒーローで、この二人がくっつく、と、思いますよね??
実際、お話の半分くらいは彼と彼女で進んでいってる……、と、思うのに、です。
美味しいところをうっかりするっと別の男に持ってかれちゃうヒーローってどうなの!!??
悪魔・吸血鬼・死神……。こういったワードが好みで、もちろんこの作品もAmazonでオススメされていた中からタイトルで選んだものだったんですが。
……うん。当然こういうタイトルなら表紙の男が死神なんだと思う。私はそう思ってページを開いたのですが、彼は見習い神父だという事。
この話の死神は、悪魔系の悪者ではなく、基本的には死した人の魂を導く神の使い、という位置づけで、そんな彼らのサポートをしているのが、見習い神父のエミリオン。
そして他に二人、本物……ながら訳アリの死神が2人、出てくるわけですが。
微妙に未消化っぽいラストだったので……、これは続編が出るのか、出ないのかで微妙に評価が変わりそうな感じ。
もしこれで完結だというなら……、ちょっとどうかと思うなぁ。
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